幼稚園の年長さんくらいになると、授業や遊びでも縄跳びをする機会が徐々に増えてきます。
幼稚園で縄跳びの練習を始めた頃は楽しそうに話してくれていた我が家の娘。
しかし思ったように上手く跳べず、既に運動神経の良いお友達は走りながら跳べるレベルにまで上達!
どんどんお友達との差ができて、さらに落ち込む事態に……。
さっそく家でも練習を始めたところ、縄跳びがすぐに絡まってしまい全く跳べません。
そこで娘のために何か跳びやすい縄跳びがないか探したところ、これが大当たり!
跳びやすい縄跳びで練習したことで、今では簡単に走り跳びができるレベルにまで成長を遂げました。
この記事では縄跳びが苦手で走り跳びができないお子さんに、是非使って頂きたいおすすめの縄跳びと走り跳びの教え方のコツを紹介しています!
目次
縄跳びの走り跳びが苦手な子供の跳びやすいおすすめ商品は?
私が購入したのはJUMP Yuedongのビーズロープ子供用縄跳び950円(税込)です。
色は娘の好きなピンクを選択!
他にもオレンジやグリーンやライトブルーなど、どれもカラフルで可愛いカラーが揃っています。
縄跳びが既に嫌いになりかけていた娘も、見た目の可愛い縄跳びにテンションが上がって再びやる気スイッチが入りました。
この縄跳びのおすすめポイントはこちらです。
- 絡みにくい
- 適度な重みが回しやすい&跳びやすい
- グリップが持ちやすい
- 長さ調整しやすい
絡みにくい
今まで使っていた縄跳びは従来からあるスタンダードのビニールタイプのものを使用していました。
縄跳びが苦手な娘がこの縄跳びを使うと、とにかく絡みまくって全く跳べません。
あまりに絡まるので跳ぶよりも絡まっている時間の方が長くなり、だんだんイライラモードに……。
紐タイプのものはビニールのものよりは絡まりにくいですが、縄跳びが苦手な娘にはどちらも跳びにくそう。
しかしビーズロープの縄跳びだと絡まってもすぐにほどけます!
あれだけ絡まっていたのに、そのへんのストレスが一気に解消されました。
適度な重みが回しやすい&飛びやすい
縄跳びは軽すぎても重すぎても跳びにくくなってしまいます。
このビーズロープは重量が90gあり、軽すぎず重すぎない適度な重みが特徴!
この重みが縄跳びが苦手な子供でも回しやすく跳びやすくなっています。
グリップが持ちやすい
グリップが波状になっているのでしっかり手にフィットし、握りやすい構造になっています。
滑りにくいためか今まで使用していたものよりも、グリップから手が離れる機会が少なくなった気がします。
長さ調整しやすい
縄跳びの長さ調整する作業って意外と面倒くさいですよね。
短くする際に縄跳びを切ることに抵抗を感じます。
一度切ってしまうと元の長さに戻せなくなるので、できれば切らない状態のまま残したい!
だからと言って余分な部分を全てグリップ内に押し込めようとすると、かさ張って上手く収納できないことも……。
結び目を作って長さを調整する方法もありますが、結び目が気になったりいくつも結び目があると見た目もなんだかかっこ悪いですよね。
しかしこのビーズロープは切らなくても、わざわざ余分な部分をグリップ内に収納することなく長さ調整することができます。
2cmほどのビーズがいくつもつながっているので、好みの長さに合わせて短くしたい長さ分のビーズを外せばいいだけなんです。
ビーズロープの長さの調節方法について紹介していきますね。
①この状態からグリップを内側にスライドさせます。
②スライドさせると結び目が反対側から飛び出てきます。
▼娘の場合(身長約110cm)は15個のビーズを外して30cmほど短く長さを調節!
③ビーズを外すとこのような感じになります。
④余った縄の部分を束ねてグリップの中に押し込みます。
⑥こんな感じにスッキリ収納することができます。
今までの苦労はいったいなんだったんだと思うくらい、以前使っていた縄跳びよりも格段に長さ調整が楽にできるようになりました。
一般的に縄跳びの長さは両手でグリップを持ち縄の中央を両足で踏んで、ピィーンと張った状態で肘が直角(90度)になる長さが丁度良いと言われています。
ただ人によって跳びやすい長さは微妙に変わってくるので、微調整しながら一番本人が跳びやすい長さを見つけてあげてください。
縄跳びが苦手な子供は一般的に少し短めの方が跳びやすいとの意見がありますが、うちの娘は短めだと少し跳びづらそうだったので少し長めに調整しています。
縄跳びの駆け足跳びの苦手な子供への教え方のコツは?
続いて走り跳びができない子供への教え方のコツを紹介していきます!
第1段階
縄跳びが苦手な子は跳べない以前に、上手く縄を回せていないことがほとんど。
そのためまずは上手く縄を回す練習をする必要があります。
グリップを両手でしっかり持って勢いよく回し、縄が自分の足の前にきたら右足から順番にまたいでいきます。
①縄を回して足の前に出す。
②右足から縄をまたぐ。
③左足も縄をまたいで両足を揃える。
立つ位置を変えずにこの動作が引っかからずスムーズにできるようになるまで、この単純な動作をひたすら繰り返していきます。
第2段階
ある程度第1段階のフォームが安定してきたら、次の第2段階ではステップを加えて前進の動きを出していきます。
①縄を大きく前に出します。
②縄を前に出したら右足を少しジャンプするような感覚で前に出します。
③次に左足は右足よりも少し前に着地するように意識しましょう!
④縄を再び回して足の前にきたら、今度は右足は左足よりも前に出すように縄をまたいでいきます。
動きは第1段階と似ていますが、違う点は足の位置。
第1段階では縄をまたいだときの両足の位置は揃っています。
しかし、第2段階になると後からまたぐ方の足の位置が最初にある方の足の位置よりも毎回前に出るということ。
簡単そうに見えても、運動神経の苦手な子供だとこれがなかなか理解できず悪戦苦闘!
最初はゆっくりでいいので、この動きがスムーズにできるようになるまで練習していきます。
第3段階
第2段階の動作に慣れてきたら、今度は立ち止まらないで少しスピードを上げていきます。
部分的に分けていた動作がまとめて1つの動作になるようにさらに段階を上げていきます。
もしここで頭が混乱するようならまだ体に動作が染み込んでいない証拠。
その場合は再び第2段階に戻って復習し、慣れてきたらまた第3段階にレベルアップしていきます。
娘は第2段階と第3段階を繰り返しすることで、ひたすら体が覚えるまでこの練習を続けていきました。
縄跳びの走り跳びができるようになるまでの期間や練習量は?
目標を達成するまでに個人差はありますが、娘の場合は走り跳びをマスターするまでに約2週間かかりました。
練習する時間帯は主に月曜日から金曜日の幼稚園に行く前と帰ってきた後。
娘の幼稚園はバス通学だったので、毎朝バスに乗る前と降りた後の決まった時間に集中して練習していました。
バスが来る前の10分間とバスを降りた後の15~20分間ほどです。
ダラダラと長い時間続けると娘のモチベーションも下がると思ったので、短時間で決まった時間に練習することを意識しました。
第1段階まではすぐにできるようになりましたが、第2段階のステップを加える動作を加えると途端に跳べなくなってしまった娘。
だんだんイライラモードになってついには泣き出してしまうことも……。
最初の1週間は涙を流しながら、第2段階をひたすら練習する日々が続きました。
娘の性格上すぐに諦めてしまうと感じていましたが、縄跳びが上手くなりたいという気持ちが思いの外強く、この間練習を嫌がらなかったことにびっくり!
練習のかいもあってか徐々にフォームが安定してくると、次第に走り跳びっぽく見えるようになってきたのです。
何かコツをつかんだ様子で、ここまでくると一気に上達が早くなり第3段階も見事クリア!
気がつけば頭でなく体が勝手に動くレベルにまで成長していました。
ここまでで約2週間!
最初の1週間が本当にしんどかった……。
縄跳びが思うように跳べないときは見守る側も切なくなりますが、一番辛いのは本人。
こればっかりは本人の努力によって乗り越えるしかないので、我が子の力を信じてただそばで見守り続けました。
私がこのとき心掛けていたのは子供もモチベーションを下げさせないこと。
なるべく落ち込むような言葉はかけなように気をつけていました。
何でできないの?
何度言ったらわかるの?
こんな言葉をかけるとさらに逆効果!
なるべく本人のモチベーションが下がらないように声掛けはできるだけ本人が前向きになる言葉を意識しました。
今はできなくても練習したらだんだん跳べるようになるから!
〇〇は努力すればできる人だよ!
体が覚えるまで練習しよう!
ママも跳べるようになるまでずっと付き合うから!
私は娘のテンションが下がった時はいつもこんな感じの言葉で励ましていました。
この経験から学んだことはやはり継続が一番大事ということ!
いくら跳びやすい縄跳びを使ったとしても、やはり運動の苦手な子はある程度の練習量は必要です。
コツをつかむまでは時間がかかるかもしれませんが、そこさえ乗り越えれば後はぐんぐん上達していきます。
その瞬間が訪れるまで親にできるのはただ子供を信じてそばで見守り続けてあげることだけです。
縄跳びの走り跳びができたことによる変化は?
ビーズロープで走り跳びをマスターした娘は、いつの間に前跳びもできるようになっていました。
それどころかあれだけ苦戦していた紐タイプやビニールタイプの縄跳びも楽々と使いこなせるようになっていたのです。
この体験はいつも諦め癖のある娘がひとつのことをやり遂げた初めての経験となり、努力することの大切さを学ぶことができました。
この経験が娘の自信につながり、娘の中でも他のできないことも努力すればできるかもしれないという意識に変わってきたようです。
何よりも嬉しかったのはあれだけ縄跳びに苦手意識が強かった娘が、縄跳びをするのが大好きになったこと!
走り跳びをマスターしたことでこのような思わぬ特典がついてくるなんて思いもしませんでした。
- 前跳びが跳べるようになった
- 紐やビニールタイプの縄跳びも跳べるようになった
- 縄跳びが大好きになった
- 自信がついた
- 努力することの大切さを学んだ
まとめ
以上、縄跳びが苦手で走り跳びが全く跳べない子供におすすめしたい縄跳びと教え方のコツについてご紹介しました。
跳びやすい縄跳びに変えただけで、練習するうちにみるみる上達していった娘。
コツをつかむまでは多少は苦労しましたが、だんだん跳ぶのが楽しく感じるようになり娘に笑顔が戻ってきました。
縄跳びを一度苦手だと意識すると、モチベーションが下がってなかなか練習も思うようにいきません。
だったら少しでも跳びやすい縄跳びを使って練習した方がいいですよね。
ただいくら跳びやすい縄跳びに変えたからといって、苦手な子供みんながすぐに跳べるわけではありません。
やはりそれなりに努力も必要です。
縄跳びが跳べないときは歯痒くも感じましたが、娘が努力してひとつのことを達成したという素晴らしい経験ができたことに感謝しています。